海外取引所【Bybit(バイビット)】がアプリストアから消えた理由

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この前ニュースで見たけど、海外の仮想通貨取引所のBybitやBitGetがiPhoneアプリから削除されたみたいじゃない!

やっぱ違法なアプリだったのかしら?お金を預けてなくてよかったわ…!

この件に関して、日本の仮想通貨界隈ではかなり衝撃的でしたね。公式なアプリとして認められなくなったわけですから。

ですが、アプリが消されたからといって、海外仮想通貨取引所が危険なわけではないですよ。それに、ちゃんと日本からでも、Bybitにある資金を動かすことはできます。

安心してください。

2025年2月6日、Bybit(バイビット)をはじめとする5つの海外仮想通貨取引所のアプリがiPhone向けアプリストアから削除されました。

詳しい内容はこちらからご確認ください。

「海外暗号資産取引所アプリ、日本のApp Storeから削除」coindeskjapanより引用

これらの海外仮想通貨取引所は危険なのでしょうか。いったいなぜ、日本のアプリストアから消えてしまったのでしょうか。

海外仮想通貨取引所が消えた理由

結論から言うと、海外仮想通貨取引所がアプリストアから消えたのは、利用者にとってリスクの高いサービスを提供していることで、金融庁の認可がおりてないまま日本在住の利用者向けに運営していたことが原因です。

日本の金融庁から警告を受けた

日本の金融庁は令和2年5月に資金決済法の改定が改定され、金融庁に無登録で日本在住の人々に仮想通貨の取引を行っていた5社に対し警告を出していました。参考:無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について(金融庁)

これによりクーコイン(KuCoin)、ビットキャッスル(bitcastle LLC)、バイビット(Bybit Fintech Limited)、MEXCグローバル(MEXC Global)、ビットゲット(Bitget Limited)の5社の運営するアプリがストアから削除されました。

日本の金融庁に無登録で仮想通貨取引業をおこなうということは、「暗号資産交換業者に関する内閣府令」の取り決めに準拠していない、もしくは承諾していないということになります。

ハイリスクな取引から日本人を守るため

「暗号資産交換業者に関する内閣府令」は日本在住の人々が、ハイリスクな取引を行うことを防ぐためにあります。参考資料:「暗号資産交換業者に関する内閣府令」

こちらの参考資料を要約すると、以下の通りです。

  • 利用者の資産と、取引所の保有する資産を明確に分け、管理すること。
  • 取引のリスクや手数料などをわかりやすく説明すること。
  • 嘘や大げさな広告を出さないこと。
  • 利用者の個人情報をしっかり守ること。
  • マネーロンダリングやハッキングなどが行われないようにすること。
  • どこに送金するかの情報提供を行うこと。

安全に取引が行われるようにこれらのことを約束すれば、金融庁に登録することができます。

海外仮想通貨取引所には「ステーキング」というシステムがあります。かなりわかりやすく説明すると、ステーキングとは利用者が他者に仮想通貨を貸し、利息を貰って資産を増やしていくシステムです。

この個人間の貸し付けの仲介で取引所が入る関係で、「利用者の資産と取引所の資産を明確に分け管理する」という条件が満たせなくなっています。

他にも「マネーロンダリングやハッキングを防ぐ」という点や、高すぎるレバレッジだの取引が、世界規模で運営している以上難易度が高いものとなっているようです。

これらにより、前述の5社が金融庁の登録ができない状態となっています。

ちなみに、海外仮想通貨取引所でもアプリが削除されていないバイナンス(Binance)は、これらの取り決めを守れるように規約改正をしました。バイナンスでもステーキングはできますが、取り決めを守れる範囲にシステムを変えたことで若干使い勝手は悪くなっています。

今後の利用方法

今後アプリとして利用することは、法改定や取引所の規約改定がない限りは難しいでしょう。

ですが、アプリとしての利用はできなくても、アカウントが消えたり取引所のウェブサイトが消えることはありません。ウェブサイトに直接アクセスし、ログインをすれば通常と同じように取引やその他サービスを利用することは可能です。

万が一規制がさらに厳しくなり、日本国籍の利用自体を停止する場合は、資産を逃がす準備期間をもうけた上でのアナウンスがあるので、メールなどはこまめにチェックしておくと安心です。

iPhone本体の国籍を変えることで、海外のアプリストアからアプリをダウンロードすることも可能です(後述)。ですが、国籍を変える前に契約していたサブスクや定期購入していたアプリのサービスが解約される可能性があるのであまりお勧めしません。

違法性があるわけではない

以上のことから、金融庁への登録がされていませんが、海外の取引所自体が違法であるというわけではありません。あくまでも、ハイリスクな運用から我々を守るためにこうなった、ということです。

投資としての側面がある以上、超高額レバレッジのハイリスクすぎる投資はほぼギャンブルのような投機になってしまいます。

違法性はありませんが、利用する場合はキチンとリスク管理のもと運用していくことを心がけてください。

投資である以上、利益が狙える反面、少なからず損することはどこでもあり得ることよね。問題は、その損益に倍率がかけられることと、高すぎる倍率がみずから選べられる、ということね。

なら、そこに手を付けなければ問題ないような気もするわね。

海外仮想通貨取引所を使うメリット

仮想通貨投資家が海外の仮想通貨取引所を利用するのには理由があります。海外仮想通貨取引所では、日本では認可されていない特別なサービスを利用することができ、それを利用するために海外仮想通貨取引所を利用しています。

独自サービス:豊富な取引銘柄

日本の仮想通貨取引所では、金融庁が認可した仮想通貨のみ取り扱いできるようになります。仮想通貨には様々な種類があり、その種類も用途ごとに日々増えています。

ですが、日本の仮想通貨取引所では金融庁の認可のおりた通貨のみの取引になるので、海外ではトレンドな通貨を買うチャンスがほとんどありません。限られた銘柄での取引になってしまう分、投資のチャンスを逃してしまうのです。

海外の仮想通貨取引所では、すべてではありませんが様々な銘柄が上場しています。海外では有名でも日本のインフルエンサーが発信していないコインなども買うことができるのです。

独自サービス:ハイレバレッジ取引

日本の仮想通貨取引では、金融庁などの政府が審査をし、国民の大事なお金が守られるように配慮してくれていますが、海外の常識は「自己責任」です。そのおかげでもありますが、かなりのレバレッジをかけることができます。

詳しくは別の記事で説明しますが、レバレッジとは証拠金という保有しているお金を担保に倍率をかけてトレードを行い、元手以上の取引が行える手法です。

レバレッジを2倍にすれば利益も損失も2倍、10倍にすれば利益も損失も10倍といったように、一般的にレバレッジは倍率が高ければ高いほどハイリスクハイリターンとなります。

Bybitのビットコインの最大レバレッジは、100倍以上までかけられ、昨今では500倍までかけられるサービスも登場しました。

自己責任である反面、10ドル程度の少ない元手で大きな利益が手に入れられるチャンスがあることが海外仮想通貨取引所の魅力でもあります。

独自サービス:ステーキング

海外仮想通貨取引所では、「ステーキング」という、個人で仮想通貨の貸し付けができるサービスもあります。「貸し付け」というと、個人での貸金融業をイメージしそうですが、どちらかというと銀行にお金を預けるイメージの方が強いです。

仮想通貨を一定期間預け、期間が満了すると利息が付いて返ってきます。この間の仮想通貨の価格は上下するものの、枚数自体は減らず、むしろ増えて戻ってくるのでリスクは低いものとなっています。

日本の銀行にお金を預けると年間の金利は0.1~0.3%が相場ですが、ステーキングで預けると年間の金利が2~5%、銘柄やオプションによっては20%以上あるものも選べます。

現物で保有している仮想通貨を預けるので資産がゼロになることはほぼないですし、銀行預金よりも年間金利が大きいので、ステーキングの目的のみで利用している人もいます。

そのほかにも様々なサービス

これらのほかにも、海外仮想通貨取引所には独自のサービスがたくさん用意されています。Bybitのサービスを例に挙げると、

  • 株式市場でいうところの「新興株」や「新規上場株」にあたる仮想通貨を、上場より一足先に手に入れられるイベント「ローンチパッド」
  • 高い利益を出しているトレーダーのトレード手法を、自身の資金でリアルタイムにコピーする「コピートレード」
  • AIにより自動的に売り買いを行ってくれる「AIボット」
  • 仮想通貨だけでなく、外貨や金もクレジットで買える
  • そのほか仮想通貨業界を盛り上げるエアドロップやプレゼントキャンペーン

などがあり、日本の取引所ではできないようなサービスが充実しています。

海外仮想通貨取引所を今後使うには

日本の取引所よりも盛り上がりのある海外の取引所を今後使用したいときには、アプリストア以外からダウンロードするか、ブラウザ版の取引所を使うことでアプリ版と同じサービスを受けることができます。

海外アカウントでBybit(バイビット)をダウンロードする

iPhoneの本体で設定している国籍を、日本以外に切り替えてアプリストアに接続することでBybitのアプリをダウンロードできます。

ですが、表示がすべて外国語になる点や、通貨が変わるためにストアに預けた日本円が使えなくなること、契約していたサブスクがすべて解除されるなどのデメリットが多いためあまりおススメしません。

公式サイトからダウンロードする

BybitやBitgetなどの一部の取引所では、取引所の公式サイトのバナーなどにあるダウンロードページからダウンロードすることができます。

公式からアプリを直接ダウンロードするので、この方法が最もおススメな方法です。

公式サイトからweb上で取引する

公式とはいえ、アプリストアではないところからダウンロードするのは少し抵抗がある、という場合はそのまま公式サイトから取引することもできます。

ブラウザ版の取引所のページURLをそのままショートカットに入れておけば、疑似アプリとして活用することもできます。

Binance(バイナンス)を利用する

もはやBybitやBitgetなどの認可されていないところは使いたくない、という方はBinance(バイナンス)を利用するのがいいでしょう。

バイナンスは海外の仮想通貨取引所の中でも有名で、かつ日本の金融庁から認可のおりている取引所となってます。アプリストアからもダウンロードできるので、ぜひご利用ください。

海外仮想通貨取引所でなくてもいいのか

結論から言うと、日本の取引所でも構いません。ですが、日本の仮想通貨取り扱い業者には独自の商戦があり、利用者が気を付けるところはいくつかあります。

サービスや取扱業者の販売方法のややこしさで見ると、海外の取引所の方がやや良心的です。その点で見てみても、多少は手間でも海外取引所を利用する方が出費が抑えられるかもしれません。

サービスを利用しなければ国内取引所でもOK

海外の仮想通貨取引所ならではのサービスを利用しないようであれば、国内の仮想通貨取り扱い業者でも十分です。具体的には、現物で長期保管する分にはどの仮想通貨取引所でも構いません。

現物である分、資産の増減は大きくなく、ローリスクローリターンな運用ができます。とはいえ仮想通貨の価格の増減(ボラリティ)は株式の何倍も大きいので、資産のすべてを仮想通貨に充てるのはややリスキーです。

仮想通貨だけでなく、日本株や日本円と外貨の資産管理をまとめて行える点では、日本の仮想通貨取引所の方が便利であると言えます。

「販売所」に注意!「取引所」で買おう!

一番に気を付けるべきことは、日本の仮想通貨取り扱い業者は、取引所ではなく「販売所」が主に利用されていることです。

取引所では買いたい人の買いたい価格と、売りたい人の売りたい価格が一致したら売買が成立します。分かりやすく言うと、買いたい価格で買いやすく、売りたい価格で売りやすくなっています。

一方販売所では、相場の価格に上乗せした価格で買うことになります。売るときも、相場の価格より安く買い取られてしまうのです。

その差は大体10%を超えるので、仮に相場が1000万円の時に買った場合、その後1100万円まで値上がりしてやっと元が取れる計算になります。

このような事態を避けるためにも、国内で仮想通貨を購入するときは、仮想通貨販売所ではなく仮想通貨取引所で行うようにしましょう。

わかりやすい判別の方法は以下の通りです。

  • サイトやアプリの表記が「取引所」と書いてある
  • 板取引での取引だと明瞭である
  • チャートが折れ線グラフのようなわかりにくい表記でないもの

「取引所」のある国内仮想通貨取引所

国内仮想通貨取り扱い業者で、取引所があるものは以下のところです。

  • bitbank(ビットバンク)
  • GMOコイン
  • SBI VCトレード
  • bitFlyer(ビットフライヤー)

これらの取扱業者では板取引が可能で、購入時の手数料が少額となっています。

中でもビットバンクは板取引に特化した取引所となっており、取扱通貨も豊富にそろえてありおススメです。セキュリティにもチカラが入っており、安心して取引ができます。

今からお試しで仮想通貨を買うというのであれば、ビットバンクから始めてみるのがいいでしょう。

まとめ:編集後記

今回の記事のまとめです。

  • 海外仮想通貨取引所が金融庁から警告を受け、アプリストアから削除された。
  • 警告の理由は、リスキーな取引から日本人を守るため。
  • リスキーな取引を行うのは任意なので、取引所自体に違法性はない。
  • 現物での長期保有だけなら、日本の取引所で充分。
  • 販売所では業者側の取り分が確保された設計のため、取引所を利用する。
  • おすすめの取引所はbitbank。
  • 海外の取引所がアプリで消えてもブラウザから直接取引は可能

海外の仮想通貨取引所が日本でアプリの配信を停止したのは、ハイリスクハイリターンな高レバレッジの取引を行えるシステムにありました。

ですので、海外の仮想通貨取引所が違法なわけではありません。

ですが、昨今では日本でも販売所ではなく、取引所をメインにするところも現れてきました。

無理に海外取引所を利用しなくても、高いレバレッジの取引をしないのであれば、国内の取引所を利用するのがいいでしょう。

Bybitのレバレッジは最大500倍…!
10,000円あれば500万円分の信用取引ができる計算なのね…!

ギャンブルとして見るなら確かに魅力的だけど、堅実に投資をしていくのなら日本の取引所でコツコツ現物を買うのがよさそうね。

サービスには、取り扱うものが同じでも、狙っている客層によってサービス内容が変わります。

「海外仮想通貨取引所は、日本人向けではない」と日本政府が判断したということでしょうね。
ですが、それでも選ぶのは個人個人です。
イベントなども頻繁に行われているので、海外仮想通貨取引所にチャレンジしてみたいという方は、是非ともBybitに登録してみてください。

~おしらせ~
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https://partner.bybit.com/b/118512

今回は以上となります。閲覧ありがとうございました。
しらたき

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